前回までは、出展社の声をお届けしてきましたが、今回は趣向を変えて、
事務局の活動をリポートします!
展示会を主催する私たち事務局の活動は、色々なメーカー・ブランドの
皆さんにご出展いただくための誘致だけではないんです。
展示会を主催するからには、国内外問わず、「買ってくださる小売店」を
一軒一軒訪問し、地道な来場誘致活動も行っているんです。
今、IOFTで注目されているのが、「海外」。
なかでもアジア圏からのバイヤーの来場。
それに伴い、ここ数年、事務局スタッフが実際に海外各国へ出向き、
有力眼鏡小売店、協会などを直接訪問しています。今ではその活動も
着実に実を結び、今年は既に韓国、中国、台湾、香港から、
合計300名の有力眼鏡店の来場誘致に成功しました。
そんな活動の中から、先月9月に事務局の李(り)が中国へ、
鄭(ジョン)が韓国へそれぞれ訪問した際のレポートをお届けします。
【中国編】
IOFT事務局の李です。
今回は中国の有力眼鏡店を直接訪問しました!
数えきれないほどの眼鏡店を次から次に訪問したのですが、
そのほんの一部をご紹介します。
[安昕(アンシン)眼鏡 入り口] |
まず、訪問したのは、上海の安昕(アンシン)眼鏡です。
これは上海初の会員制高級眼鏡サロンです。
社長の洪安(こう あん)さんとお会いしてきました。
会員制というだけあって、アンシン眼鏡の最大のウリは決め細やかな
顧客サポート。長期的にお客さんに眼鏡に関するケアや、
お客様1人1人にあった商品提案などを行っているんです。
そんなアンシン眼鏡に入店して、まず何と言っても、日本製品の人気の
高さにびっくり!!
福井県の眼鏡メーカーさんの眼鏡がたくさん並んでいました。
社長の洪さんによると、日本製品に対してニーズが非常に高い。とのこと。
また、最近の好景気もあり、さらに売れ行きは伸びていくだろう…。
よって、今年のIOFTで日本製のオシャレで高品質なアイウエアを例年より
多く仕入れるそうです。
関税のため、中国国内で販売されている眼鏡の値段は日本より遥かに
高いにもかかわらず、中国国内のニーズが高いのも、やはり高度
経済発展が裏にあるようです。特に消費財に関して、今の中国では、
値段より品質とブランドを訴求する傾向がここ数年で一気に
高まっているとか。
だから日本のアイウエアへの注目度が高まっているんですね。
今回のIOFTで特に注目しているのは、よりデザイン性に富んだアイウエア。
なぜなら現在、中国では、若くしてビジネスで成功する富裕層が増えており、
オシャレも楽しみたい。かつ、デザインやファッション性も重視するという
彼らの間で、日本の高機能・高品質、かつ、スタイリッシュなフレームが
台頭してきているから、との事でした。
会期には、社長と購買部のマネージャー2名、合計3名でご来場
くださることになりました。
ご来場をお待ちしております!ぜひ、IOFTでたくさん仕入れてくださいね。
続いて、北京市眼鏡協会を訪問しました。
北京といえばご存知の通り中国の政治の中心だけではなく、中国北部の
最も重要な経済の中心地。その中で、このエリアの眼鏡業界を仕切って
いるのが、有力眼鏡店が多数加盟する北京市眼鏡協会なんです。
大明眼鏡、同仁眼鏡などといった、中国北部を中心に展開する有名な
大手眼鏡チェーン店は全てこちらに属しています。
こちらでは、以前、中国の大手眼鏡店のマネージャーを務められていた
劉(リュウ)秘書長とお話しました。
訪問すると、リュウ秘書長ご本人は、眼鏡店時代を含め、何度もIOFTに
来場したことがあり、IOFTに対して高く評価してくださっていました。
私が訪問すると、とても歓迎してくださり、すぐに今回のIOFTへの来場に
ついて各会員店舗に告知していただきました。すると、なんとそこで、
びっくりするほどのIOFTへの来場申し込みが!
その後も20社近くの眼鏡店と卸が今回のIOFTに来場していただくことが
決まりました。皆さんのご来場、大変楽しみにしています!
中国編の最後の訪問として、上海市眼鏡協会へ行き、秘書長の胡さんと
お会いしてきました。
胡さん曰く、上海の眼鏡産業は、最近の中国の好景気もあり、
とても盛んになっているとのこと。例えば、三聯(サンレン)グループの
ブランド无良才(ウリョウザイ)、茂昌眼鏡(モォチョウガンキョウ)など、
中国国内で数百店舗を展開している小売店も珍しくなく、新しい理念を持ち、
日本ブランドを中心として経営している眼鏡店、貿易商も急速に増えている
とおっしゃっていました。
胡さんのご協力のおかげで、今年のIOFTに来場することが決まったのは
三聯グループ、科瑞(ケルイ)、一代眼鏡。
モチロン全て上海市眼鏡協会の会員です。その後、さらに胡さんの
ご紹介で上海市と周辺都市からも20社近い眼鏡チーン店からの来場が
決まりました。
今回の中国眼鏡店訪問では、予想をはるかに上回るバイヤーの皆さんの
IOFTへの来場が決まりました。また、『日本製のメガネ』へのニーズが
驚くほど高く、今回のIOFTでは、今まで以上にインターナショナルな商談が
繰り広げられるのではないかと思います。日本のメーカーの皆さんには、
これをチャンスととらえ、ぜひ、事前に万全な準備をしてくださいね!
【韓国編】
さて、続いては、事務局のジョンが9月下旬に訪問した、韓国の
リポートをお届けします。
9月、韓国眼鏡店に事務局の坂本とジョンが行ってまいりました。
最初に訪問したのはDAVICH OPTICAL CHAINさん(以下DAVICH)。
[DAVICH OPTICAL CHAIN] |
韓国国内で115店舗を展開する韓国No.1の眼鏡チェーン店です。
ソウル中心部にあるシンセゲ百貨店の前にある本部で本部長にしっかり
IOFTに来場していただくようお願いをしてきました。そして今年の
IOFTにはなんとDAVICHさんからは本部のバイヤーをはじめ、
仕入れ権限のある各店の店長など約100人の方が来場していただく
とのうれしい声をいただきました!
とのうれしい声をいただきました!
店内を2階に上がると日本と欧米の高級ブランドやハウスブランドが
ぎっしり並んでいました。
[インポートブランドがずらりと並ぶ2Fの売り場] |
その後、韓国眼鏡新聞社へ。実は、今年で3度目の訪問だったんです。
[左から:坂本、代表のチョさん、ジョン、副社長のカクさん] |
今回はそこで、有力眼鏡店や卸商、11社の社長をはじめ、トップの方
約20名にお集まりいただき、IOFT2011の説明会を開きました。
[大盛況だった説明会の様子] |
説明会には636店舗!と、韓国で最大店舗数のTomato D&C
(旧1001めがね) の社長や日本や欧米など海外のブランドを輸入して
いる代理店の社長、そして仕入れ担当の方々にも参加して頂きました。
そしてなんと、参加していただいたみなさん全員がIOFT2011に
来場していただくとの返事を頂きました!
ちなみに、この日の様子は9月10日付けの新聞とオンラインニュースの
TOPページで掲載されました。
[韓国眼鏡新聞 オンラインニュース] |
今回の韓国訪問も昨年以上の大収穫。会期当日を迎えるのが本当に
楽しみになってきました☆
[編集後記]
今回は、海外小売店訪問の模様をリポートしました。今回の訪問を通じて、
実際にお会いし、Face to Faceのコミュニケーションをすることで、
IOFTにとって重要な来場者であるバイヤーの皆さんとの信頼関係を
しっかりと築くことができたと確信しています。
こういった地道な活動がIOFTに来場するバイヤーの数を一人、また一人と
増やしていくんですね。
出展社の皆さん、今年のIOFTは海外進出の第一歩として絶好の場に
なること間違いなしです!
ぜひ、世界的な販路拡大を狙っていってくださいね☆
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