2010年9月22日水曜日

[Vol.13] フランス&イタリアパビリオンより新規出展社の声 ~Karavan Productions & Estyl~

やっと秋らしい気候になったかな・・・? と、いう感じですが、
事務局は会期に向けて、夏より暑くますますヒートアップしています!
それと同時に事務局にはご来場のお問合せもたくさん!
e-ガイドブックを見たけど、この出展社の小間番号は分かりますか?」とか、
XX社とアポイントを取りたいんですが、どうやって連絡を取れば
良いですか?」など、ご来場される皆さんの熱気に支えられ、皆さんに
より良い商談をしていただくための準備も間もなくラストスパートに入ります。

さて今回は、フランス、イタリアパビリオンからそれぞれ1社ずつご紹介!

キャラバンプロダクション(フランス)
オプティシャン兼ビジネスディベロップメントマネージャー
マニュエル・ル・マールスさま

エスティル(イタリア)、セールスマネージャーのサラ・エルバさま
をお招きしました。

西浦:
本国フランスでは知らない人はいない!というくらいのブランドの
ようですが、御社についてご説明いただけますか?

マールスさま(キャラバン):
弊社はフランス ノルマンディー地方のエブルーという所に会社があります。
1966年に、オプティシャンのJean Lempereur氏が自身のお客様に特別、
かつ美しい仕様の優れたアイウエアを提供し始めたのが始まりでした。
一番最初に誕生したフレームは鼈甲、木、ホーンを用いたものでした。

手作りで培ったノウハウと高い品質が弊社が急速に成長して
これている要因なんです。80年代には、パリ発の一流ブランド達が
Lempereur氏が手がけるアイウエアに魅了され始めました。
ソニア・リキエル、イヴ・サン・ローラン、ランセル、マリ・クレールなどが、
Lempereur氏と共にアイウエア制作を始めたんです!
そうして、1990年に、キャラバンコレクションが誕生したんですよ。

製造品質とそれぞれのモデルに見え隠れする革新的なアイディアは、
シルモドールを3度受賞するなどという輝かしい功績によって、
今や業界全ての方が私たちのことをご存知だといっても過言ではない
と思っています。

西浦:
世界的に有名なハウスブランドの多くと一緒にアイウエアを
制作されたんですね。まさに、絶対的な品質の高さがあったから
結びついた縁なんでしょうね。

マールスさま(キャラバン):
私たちの会社は、フランスをはじめとするヨーロッパ各地、
北アメリカで既に確固たる地位を築いているんです。これからは、
日本市場にもぜひ参入していきたいと思い、IOFT2010の出展を
決めました。日本では、その他の国で既に15年以上もの間築き上げ、
続けているような強くそして信頼のおけるビジネスパートナーを
探したいと思っています。

西浦:
私たち日本人はファッションという意味での見た目もとても
大事にしますが、同時に品質にもウルサイんです(笑)ですから、
その両方を兼ね備える御社のアイウエアはピッタリだと思います。
素敵なパートナーが見つかると良いですね。

マールスさま(キャラバン):
IOFTに出展することが、アジア市場で展開してく際に必要となる
パートナーを見つけるのに最適な場所だと思ったんですよ。
加えて、パビリオンオーガーナイザーのUbiFrance
とても感謝しているのですが、フランスパビリオン内には、
私たち以外にもたくさんのフランス人デザイナーが出展しますから、
ご来場されるバイヤーの皆さんにとってもフランスのアイウエアに
ついてのノウハウだったり、スタイルだったり、色々比較検討し、
学べる場にもなると思うんですよね。

西浦:
確かに。同じ「フランス」と、言っても、ブランドによってそれぞれ
違うカラーがモチロンあるでしょうし…。今回、フランスパビリオンを
訪れるだけでその違いを色々見られる。ということですよね?

マールスさま(キャラバン):
そうなんです。
じゃあ、そんなエブルーで生まれたアイウエア達を紹介するね。

まずは、4016

[4016]









これは、女性向けのモデルで、柔らかく調和の取れたラインが特徴です。
ステンレススチールを用いたこのフレームは明るいデザインと
高品質が主な特徴です。

そして、5470

[5470]








フロントはメタルでテンプル部分にはアセテートを用いたコンビ
フレームです。今っぽいデザインが特徴。テンプルのデザインが
フレーム全体のダイナミックなラインを演出しています。

次に、5449
[5449]









とってもピュアで、テンプルエンドに向かって、閉じていくような
デザインが特徴的なモデルです。ゴム製のモダンはキャラバン
プロダクションで特別に開発されたものになります。


それから、7202

[7202]










先端部分が特徴的なアセテートのフレーム。鼻部分のデザインは
ビックリされると思います。実際にかけてみて、その「驚き」を
実感してください!

そして、レディースモデルの7206
[7206]








メタルパーツがアセテートフレームを優雅にデコレーション
している女性モデル。

最後に、LINEA1LINEA2
[LINEA1]









[LINEA2]










縁取りをされたようなデザインが特徴的なフレームです。

西浦:
たくさんご紹介いただきありがとうございます!どれもこれも、
お写真でしか見られないのが残念!!絶対に実物を手にとって
見てみるべきですね。

マールスさま(キャラバン):
ぜひ!美しいものが大好きなメガネ屋さんから、フランスフレーム
コーナーを作りたい。と、思っているチェーン店の方まで、いろんな
バイヤーさんとお会いしたいです!キャラバンは手作りと先端技術の
コンビネーションから生まれる一風変ったフレームがウリです。
ぜひ、フランスパビリオン内のブースにお越しくださいね!

西浦:
マールスさま、ありがとうございました!色使いもスタイルも独特で、
ぜひ実際に見てみたいですね。



それでは続いて、イタリアパビリオン内に出展される
エスティル、セールスマネージャーのサラ・エルバさまです。


西浦:
では、早速ですが、エスティルについてご紹介ください。

エルバさま(エスティル):
エスティルはヨーロッパテイストがたっぷりのスタイル、代々
受け継がれている(素材・デザインなどの)選択の素晴らしさ、
堅実な成長とクリエイティブな洞察力が自慢の会社です。

エスティルの哲学はとても明確で、生産において、3つの価値、
「優れた生産性」、「高い品質力」、「突出した精密性」を提供する
ことにあります。また、その哲学の元生まれた製品も3つのメリット、
「本来あるべき品質」、「マスマーケットにおいて適切であるべき
価格帯」、「高い信頼性」を兼ね備えることになるんですよ。

西浦:
明確な哲学とメリットが御社の成長を支えているんですね。
お話をお伺いしている感じだと、イタリアの鮮やかな色使いは
モチロンですが、とてもベーシックで堅実なモノづくりが特徴の
ようですね。

エルバさま(エスティル):
ええ。そうなの。言葉で説明するよりも、私たちの製品を
見てもらうのが一番だと思うわ。例えば、今回のIOFTでは、
こういったものを出展しようと思っているの。

[Corno Naturale]













[Legno Naturale]





























知性、強さ、抵抗、信頼性とスタイルは、Estylの製品に表れる特徴。
主に使用されている高品質な素材は、私たちのスタイルを表現する
のに無くてはならないものなの。さらに、メガネやギフト製品を作る
際には、全ての部品、工程で必ず品質検査をするの。最新の技術を
用いることもモチロンだけど、やっぱり手作りしか出せない味や
風合いもあって、そこも大事にしているわ。

西浦:
全ての工程、部品・・・メガネって1本作るだけでも数百の工程が
あると聞きましたが、その全てに検査があるんですね。
普段何気なくかけているメガネが出来上がるまでって、本当に
気が遠くなりそうなほどの手間隙がかかっているんですね…。

エルバさま(エスティル):
だからこそ、素晴らしい製品が世に送り出せるのよ。

IOFTでは、日本の皆さんが気に入りそうなものを全部持って
行こうと思っているの。出来るだけ多くのバイヤーさんとお話を
してみたいわ。それと、IOFTには、日本やアジアという私たちとは
異なる文化や価値観を持つ国の出展社も多いから、そういった
方たちとコミュニケーションを積極的にとって、色んな意見交換も
したいと思っているの。

西浦:
欧米の方がIOFTに出展される際、他のご出展社さんや、
日本のバイヤーの皆さんとの意見交換が凄く楽しみで、
実際にとっても実りある話が出来るってお伺いしたことがあります。

エルバさま(エスティル):
日本へ行くのが凄く楽しみです。IOFTでぜひ、洗練された
イタリアのテイストがぎゅっと詰まった私たちの製品をお手に
取ってご覧くださいね!

西浦:
また、新たに気になるブランドが・・・会期中、私自身、全ての
ブースにお伺いしきれるのかが不安になってきました…(笑)

エルバさま、ありがとうございました!


[編集後記]
今回はフランス・イタリアパビリオンに新規出展する2社を紹介しました。
フランスとイタリア、同じヨーロッパの国ですが、お互いが持つデザインや
スタイルのテイストは全然違うもの。ヨーロッパのフレーム=おしゃれ。
と、ひとくくりにしがちですが、実は国によって違ったテイストが
あるんですね。アートな要素が強く、デザインが優美で、身に着ける人
だけではなく、周りの人までも魅了してしまうフランス発キャラバンの
フレーム。一方、ベーシックなデザインな中に洗練された知性が香り、
堅実に職人気質を受け継いで、永く使える最高品質のフレームを
世に送り出すイタリア発エスティルのフレーム。
この全く異なる個性こそヨーロッパ産のアイウエアを楽しむポイントです。
IOFTにはこの2国が大きくパビリオンを構えています。
じっくり回ってその違いを堪能してみてくださいね☆


IOFT広報担当:西浦


● IOFT2010 公式サイト


● アイウエア・オブ・ザ・イヤー2011 公式サイト



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