2012年10月11日木曜日

[Vol.14] こだわり・個性が光り輝く、今後がますます楽しみなデザイナーをご紹介~Pierre Eyewear & MASAHIRO MARUYAMA~

そろそろIOFTへのカウントダウンがスタートですね!700ブランドものアイウェアが集うIOFTでは、いつも取引をしているお目当てのブランドのブースでの新作発注はもちろん、新たなブランドの発掘も醍醐味の一つですよね。今回ご紹介するのは、IOFTではまだまだ新しい、だけど、とっても魅力的なお二人のデザイナーさんをフランスと日本からお招きしました!では、さっそくご紹介しましょう!


「メガネは美を表現するもの」
徹底的なこだわりとコンセプトがアイウェアの新時代を築く
PIERRE Eyewear by NIV オーナー&デザイナー PIERRE CARIVENさま


「完璧なもの」に疑問を投げかけることで生まれる
         独自のデザインで日本の眼鏡業界に新しい波を呼ぶ
OFFICE MARUYAMA 代表 丸山 正宏さま



IOFT事務局広報担当 西浦 (以下、西浦):
フランスからようこそ!御社のアイウェアはすごく個性的で人目を引くデザインが多いのですが、ブランドの歴史やコンセプトなど、ご紹介いただけますか?

PIEERE Eyewear PIERRE CARIVENさま(以下、CARIVENさま):
忍耐力と決断力がこのブランドの特徴です。僕自身、若いころから、ファッションとデザインが僕の情熱の根底にある。昔、10年ほどアメリカに住んだことがあって、その間にラコステ、L’Amny et Nina Ricciなどの開発に携わったのを機にアイウェア業界を知ったんだ。フランスに戻ってから、様々なクリエーターとコラボレーションをして、僕自身のクリエーターとして、また企業家としての精神を培っていったのさ。

僕のアイウェアのコンセプトは「魂がこもっていないアイウェアは単なる義眼でしかない。アイウェアに魂を込めるのはデザイナーの役割」っていう事。

西浦:
素晴らしいコンセプトですね。確かに、いろいろなアイウェアがありますが、思いや愛…つまり魂が込められているものって、所有する人にとって、それだけでアイウェアとしての価値が高まりすよね。

CARIVENさま:
そうなんだ。それからね、僕はそうやって自身の経験や、お客様から励まされることで、自分自身の初のプロトタイプを完成させた。スケッチや革新的なアイディアが溢れるように出てきて、自分自身のコレクションを立ち上げるのに、機は熟したなと、思ったわけさ。

僕自身アイウェアについては何よりも美を表現するものでなくてはならないと思っているんだ。ファッションアイテムとしてだけではなく、芸術作品としてもね。メガネって、人間工学に基づいた快適なモノである必要があるし、それはまた、自然であることも大事で、所有する人が見て、着用して喜びを得られるモノでなくてはならないとも思ってる。

僕らのアイウェアはね、ハンドメイドなんだ。すべてのフレームは高度な技術を持つ職人によって作られているからものすごく品質も高い。100%品質保証&フランス製がこのブランドの象徴だよ。

西浦:
物凄く確固たるコンセプトと自信のあるモノづくりへのこだわりが感じられますね。

CARIVENさま:
今回、IOFTにて発表するフレームのイメージを紹介するね。












西浦:
どれもこれも、見たことがあるようで他にない。これぞ、PIERRE Eyewearという感じですね。

CARIVENさま:
IOFTはアジア市場に参入するにはベストな展示会だと思っている。だから出展するんだ。会期では、既存のお客様はもちろん、新しい出会いにも期待してるよ!

アポイントや質問があったら、このメールアドレスに連絡してね!

西浦:
CARIVENさま、ありがとうございました!本当にファッショナブルなアイウェアが多かったですね。かけること、そのものが心を躍らせてくれそうなものばかりでした!



さて、続いては、日本人のデザイナーをご紹介します。丸山さま、さっそく、ブランドについてご紹介ください。






[丸山さま]

OFFICE MARUYAMA 丸山さま(以下、丸山さま):
ブランド名は、私自身の名を冠したMASAHIROMARUYAMAです。「=unfinished art..=」 未完成のアート作品がコンセプトになります。美しいライン…つまり、完璧さに疑問を投げかけることで生まれる造型がテーマなんです。

ファーストコレクションは2011-2012年にリリースした「Dessin(デッサン)」
通常の完成されたプロダクトとは一線を画し、手で描いたラフデザインの要素をプロダクトにそのまま落とし込むことで生まれる未完成な造型が特徴です。それは、見る人により、眼鏡、工芸品、アート作品などと異なる認識で受けとる多面的な表現をもつコレクションとなっております。未完成であるがゆえの自然で美しいフォルムの提案です。


[Dessin]

アイウェアそのものに関しては、「伝統の技+デザイン」をコンセプトとしています。福井県鯖江市河和田に丁寧な造りと確かな品質を誇る老舗工場があります。半世紀にわたる老舗の職人達が造り上げるメガネは、カシメ丁番やヤスリがけによる造形など他では真似出来ない伝統の技があるんです。このアイウェアは、職人との徹底的な対話の中で微妙なニュアンスを嗅ぎ取ってもらい、こだわりのある制作物として完成することができました。メガネの機能性はもちろん、フレームの全体的なバランス、デザインイメージの表現は、技術力のある職人によって可能にしています。

[Dessin]


 また、丁寧なモノづくりも大事な特徴の一つです。ヤスリがけ、そして磨きにその丁寧さが表れています。このフレームは、熟練の職人が一枚一枚丁寧な手作業でほぼ全面にヤスリを入れることでカタチを創り出しています。リム、ヨロイ、ブリッジ、テンプルの厚みのバランスの良さ、フィット性の高いパットの形状はその造形によるものです。そしてさらに磨き出され、柔らかなフィット感と美しい艶を生み出します。


[Dessin]


西浦:
左右非対称だったり、凹凸のある線が、鉛筆で書いたデッサンを本当に忠実にプロダクトとして形にしているんですね。磨きの丁寧さについて触れていらっしゃいましたが、その効果もあいまって、すごく味があって、お写真だけで拝見するのがもったいないくらい、実物を手にしてみたいと感じました。

丸山さま:
今年、IOFTで発表するセカンドコレクション 2012-2013のテーマは"collage"になります。

[collage]

コラージュとは日常のあらゆる性質の素材を画面に組み合わせることにより、芸術的効果を生み出す創作技法です。セカンドコレクションでは、通常の完成されたプロダクトを空間的に捉え、コラージュすることで新鮮な表情を与えています。それは、見る人により、眼鏡、工芸品、アート作品などと異なる認識で受けとる多面的な表現をもつコレクションとなっています。未完成であるがゆえの自然で美しいフォルム、そして新しい在り方のコンビネーションフレームの提案です。フレーム420バリエーションと、サングラス10バリエーションになります。会期では、デッサン2(MM-0004,MM-0005)、コラージュ2(MM-0006,MM-0007)を発表しますので楽しみにしていてくださいね。


西浦:
今年のコレクションも、テーマ名をお伺いするだけで、アイウェアとしてどのように表現されるのか、とても期待が高まります!ところで、IOFTではどのようなことに期待をしていただいているのでしょうか?

丸山さま:
多くの人にブランドを知ってもらい、MASAHIROMARUYAMAのフレームを楽しんで欲しいと思っています。海外バイヤーのみなさんも歓迎しますし、アパレルショップやインテリアショップの方などにもお会いしたいと思っています。もちろん、新しいお客様との出会いも楽しみにしています。

西浦:
分かりました。では、最後にIOFTニュースの読者のみなさんに何か一言お願いします。

丸山さま:
展示会まで後少しになりましたが、来て頂いた方に楽しんで頂ける様精一杯準備したいと思います。私も一緒に楽しく時間を過ごしたいと思います。会期中、アポイントを希望される方は、まずはこちらにご連絡ください!お待ちしております。

西浦:
丸山さま、ありがとうございました!新作アイウェアの実物は会場でのご披露となりますので、バイヤーのみなさんは、今のうちに、アポイントのご連絡をしてくださいね。

【編集後記】
今回は、アイウェアへのこだわりとしっかりとしたコンセプトが光り輝くお二人のデザイナーを紹介しました。全て熟練した職人により、ハンドメイドで作られるアイウェア。メガネは「美を表現するものでなくてはいけない」という確固たる信念のもと、欧米のアイウェア業界を席巻する、PIERRE EyewearCARIVENさま。完璧であることに疑問を投げかけることにより生まれるアイウェア。鯖江の職人と徹底的な対話の中でイメージを忠実に具現化していくMASAHIROMARUYAMAの丸山さま。IOFTではまだまだ新しいブランドですが、今後の活躍が大変期待される二社です。IOFTの会場でどんなアイウェアが並ぶのか、楽しみになってきましたね!それではまた明日、お会いしましょう!



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[IOFT広報担当:西浦]


※本展は、商談を主な目的とした展示会です。
  招待券をお持ちでも、一般の方、18歳未満の方のご入場は固くお断りいたします。

 
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