西浦:
それでは続いて、Theoのクルトさんをご紹介します。
クルトさん、IOFTニュースへようこそ。今年のテオは、IOFTで何か新しいことをすると聞きましたが、教えてもらえますでしょうか?
Theo クルトさま(以下、クルトさま):
[クルトさま] |
ええと、簡単に言うと、フレームの受注を会期中に受けない。その代り、情報交換に力を注ぐんだ(笑)
西浦:
それは、つまりどういう事なのか…もう少し深く教えてもらえませんか?
クルトさま:
つまりね、典型的な営業の拠点としてのブースを設けないんだ。そのかわり、僕らが出展する海外デザイナーエリア、tideにテオの既存のお客さんと、テオに興味があるお客さんのためのコンタクトポイントを設置するんだ。なのだけど、今年は、ビッグサイトでテオのスペシャルプログラムを会期中に開催するから、そこに物凄い注力して準備をしているんだよ。
西浦:
なぜ、突然そのような変化を?
クルトさま:
西浦さんも知っていると思うけど、この10年~15年の間に、眼鏡業界は劇的に変化しているよね。僕らはテオのようなファッションフレームや、デザイン性のあるフレームをどのように売っていくのか、全く違うレベルでの概念を小売店に教えてきた。たくさんあるセレクトショップのみなさんと一緒に、消費者のみなさんに今までとは異なる概念の製品や、買い物の経験を提供してきたんだ。
だけど、最近はいわゆる「安価」なメガネがどんどん市場を席巻している。そうこうしているうちに、今の消費者は、フレームに「安さ」を求めるようになってしまった。「安い」「早い」 「大量」これらが消費のキーワードになってしまっているよね。
だけど、僕らのビジネスへの考え方や哲学はそれらとは180° 別のところにあるんだ。だって、あなたは、家に帰る途中に3分間で高価な車を売ることができる?名だたるブランドの時計が安価であってほしいなんて思わないですよね?それに、そういう物を売っているお店からは、いろんな知識も教えてほしいと思うはずだよね?
それは、僕らのプロダクトにも同じことが言えるんだ。僕らのビジネスは「付加価値」が大きな意味を占める。僕らが取引をしているセレクトショップのみなさんも、こういったことに物凄く疑問を抱えている。将来に不安を抱えているんだ。この先、どうしていけば良いんだろう?って、この疑問は本当に多くの人から聞くよ。
IOFTは眼鏡業界の方が一堂に集う場だよね。だから、僕らは、この場をうまく活用して、もっと精神的なレベルでのビジネスに集中することがベストなんじゃないかって、考えたんだ。営業はお店でもできる。でもね、全ての取引先のみなさんに1か所に集まってもらって、いろいろな意見を交換したり、問題についての解決策を話し合ったりできる、そういう意味での相乗効果に期待ができるのは、IOFTしかないんだ。
西浦:
なるほど。では、そのプログラムはどのようになるのでしょうか?
クルトさま:
[今回のセミナーの招待状] |
「夢を語ろう」というテーマで開催するよ。2部構成になっているんだ。前半はベルギーの有名なトレンドウォッチャー、Herman Koningsを招待するんだ。もちろん、彼の名前を出したところで、日本のみなさんはピンとこないのはわかってる。だけど、それは彼にとって何のネガティブな意味にもならないよ。彼はね、世界規模での将来的なトレンド(社会、経済、文化など)について、講演をするんだ。そして、それがどのように僕らに影響を与えるのか、解説してくれる予定だよ。後半部分では、日本のセレクトショップが今直面している問題についてディスカッションをする予定。そして、何かしらの解決策を見出したいと思っている。つまりそれって「変化」に関する話なんだよね。「変化」って難しいし、「変化」って起こってしまうし、「変化」って、チャンスだとも思う。
西浦:
このプログラムを全てクルトさんご自身でやられるんですか?
クルトさま:
いいや。違うよ。様々な視点から話し合うんだ。だから、僕らは問題を解決するためには、ブランドやショップとしっかり手を組んで進めたいと思ってる。一緒に立ち向かっていかなくちゃいけないんだ。それに、テオの社長、ウィム・ソマーズと、彼の息子、ミク、それから、僕らの仲間、リュネット・ジュラの高橋さんや、アン・バレンタインのクリストフさんなんかも招待しているからね。さらに、眼鏡スタイリストの藤裕美さんにも参加してもらって、ディスカッションを進めていこうと思っている。
西浦:
しっかりと、業界一丸となって、取り組んでいくという事ですね。セレクトショップのみなさんにはぜひ、参加していただきたいセミナーですね。会期中の開催時間などを教えていただけますか?
クルトさま:
10月22日(月)、23日(火)の2日間行います。時間はそれぞれ、15:40~16:40と17:00~18:00になります。詳細などはこちらにメールを!
西浦:
ありがとうございました。なかなか難しい問題に眼鏡店と一緒に取り組もうとされているんですね。でも、こうやってブランドとショップと、一致団結して取り組んでいくことで、必ず新しい光が差し込むと思いますので、ぜひ頑張ってください!ありがとうございました。
さぁ、最後は、マーションジャパンさんのインタビュー最終回の第4弾をお届けしますね。
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※本展は、商談を主な目的とした展示会です。
招待券をお持ちでも、一般の方、18歳未満の方のご入場は固くお断りいたします。
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