今回の出展企業も、国内・海外共に昨年以上に魅力的な
顔ぶれが集まっています。そんな中、今回は、続々と決まる
海外からの初出展社の中から、ドイツに本拠地を置く2社の
インタビューをお届けします。
MunicEyeWear CEO兼デザイナーのマーカスリエスさま、
Lunettes Kollektion オーナーのウタ ガイヤーさま
をお招きしました。
西浦(IOFT事務局 広報担当):
では、まず初めに、御社について簡単にご説明いただけますか?
リエスさま(MunicEyeWear):
19年前に、今のファッションのアクセサリーとなるようなおしゃれな
メガネがほしくて、MunicEyeWearを設立しました。
一番最初のモデルは、1991年にドイツのケルンで開催された
メガネの展示会に出展。その時の大きな成功を受け、自身で
手がけたモデルを地元ミュンヘンから限られたメガネ店に
だけ卸したのがスタート。
こうやって、MunicEyeWearが誕生したんだ。
何年もの時を経て、新しいスタッフも加わり、また、
国際的なネットワークも広がっていってね。
それと同様にコレクションもどんどん大きくなっていったんだよ。
現在では、MunicEyeWearは本拠地をミュンヘンに置き、30カ国、
3000店以上の眼鏡店に並ぶまでになりました。
自信を持って、MunicEyeWearは世界的に成功している
メガネブランドと言えるね!
[左:リエスさま] |
ぜひ、MunicEyeWearのデザイナーとして、私自身についても
紹介させてもらって良いかな?
僕はドイツの老舗の眼鏡士一家の息子として生まれ、小さい頃から
‘メガネ’に囲まれて育ってきたんだ。絵を描くのがとても好きで、
もともと持っていた想像力と眼鏡士としての修士号を生かして、
自分自身のアイウエアレーベルを立ち上げたのさ。
僕自身、ファッションも現代のライフスタイルもとっても好きで、
会社へのリーダーシップだけじゃなくて、色んなコレクションの中に、
僕の好奇心というか、興味なんかを垣間見ることが出来ると思うよ。
西浦:
ありがとうございます。メガネに対しての強い情熱が感じられますね。
ガイヤーさまはいかがですか?
ガイヤーさま(Lunettes Kollektion):
[ガイヤーさま] |
20世紀に生まれ、誰も身に着けたことのないヴィンテージフレームを
取り扱うお店をドイツに出して4年になるけど、そのお店は既に
ヴィンテージファンとコレクターの間ではすっかり名物になっているのよ。
ヴィンテージオリジナルのフレーム達は、斬新なファッションを身にまとう
人たちにとってはマストアイテムだし、時にはアイウエアのデザイナー
たちにインスピレーションを与えたりもするのよね。
'The Lunettes Kollektion’は
2店舗のオリジナルブランドで、
主に、そういったヴィンテージ
フレームから刺激を受けて
作られているものになるの。
形やデザインはヴィンテージ
フレームを参考にしていて、
それだけじゃなく、ベルリンの
スタイルを象徴する代表的で
個性的な都会のサブカルチャー
スタイルにも影響を受けて
いる。つまり、洗練された時代を問わないヴィンテージに影響を
受けたフレームにちょっとした「ひねり」を加えているってわけ。
オリジナルのブランドはイタリアにある小さな家族経営の工場で伝統的な
技法をしっかり受け継ぎながら丁寧に生産しているのよ。
しかもね、アセテート生地は型からフレームを作り出すという
技法ではなくて、全て削り出し。時には、色味や模様が現代の
アセテート生地よりももっと繊細で面白いヴィンテージ生地も使うのよ。
従来の鋲つきのヒンジを使うんだけど、接着には可能な限りノリを
使わないようにしているわ。
全てのフレームはベルリンに拠点を置く会社で1920年代に
ある会社が生産して大ヒットした石鹸やチョコレートの箱に
感化されたおしゃれな限定パッケージに入れて届くのよ☆
西浦:
ガイヤーさまありがとうございました。
ところで、IOFTに出展を決めた理由は?
また、IOFTへの期待の声を聞かせてください。
リエスさま:
こんなにもおしゃれだったり、かと思えばおかしなファッションを日常的に
楽しむ人がいるのは、世界中どこを探しても東京以外に知らないよ。
東京人は新しいファッショントレンドをうまく「吸収」して、日々の
生活に反映させるのが本当に上手いと思う。たとえば、ミラノ、パリ、
ニューヨークのファッションショーのランウェイでしか見られないような
ファッションが、東京だと普段着として見られちゃうもんね。
2007年に、そんなおしゃれな人が集う大好きな都市 東京で
「アイウエア オブ ザ イヤー」のサングラス&スポーツグラス部門を
受賞して、2008年には、なんと、メンズ部門のグランプリを筆頭に、
レディース部門、機能&技術部門の3部門を受賞したんだ。
本当に名誉なことさ。
だから、IOFT2010では、そんなおしゃれな皆さんに、我々の
素晴らしいコレクションを出来る限り紹介したいと思ってるよ!
ガイヤーさま:
私たちはデザイン性と質、両面においてとてもIOFTに集う出展社は
レベルが高いというのを感じています。一番興味深いブランド達が
もちろんIOFTには出展していて、私たちがその横にブースを並べられる
って事をなによりも誇りに思ってるわ。
だから、IOFTでは、ひねりの効いた個性的なデザインと素晴らしい
職人芸が見事に表現されたヴィンテージフレームに対しての
私たちの情熱を分かち合ってくれる世界中のバイヤーに会いたいと
思っているのよ。
それ以外にも、アイウエアって、帽子やカバン、ジュエリーのように
大事なアクセサリーの一部だから、ファッション業界のバイヤーや、
セレクトショップのバイヤーなんかにも是非、ブースに来てほしいわ。
メガネやサングラスはメガネ店に並べられるだけじゃなくて、ファッション
アイテムの大事な一部として、しっかりアパレルショップにも並ぶべきだと
思っているし...。
西浦:
なるほど。お二方とも、全然違う考え方があって、とても面白いですね。
中でも、今回IOFTに出展するコレクションの中でお勧めがあれば
教えてください。
リエスさま:
僕らのコレクションの信条は「ファッションとの共鳴」。
メガネって、靴や、カバン、ベルトが服とマッチするように、
ファッションにフィットしていかなくてはいけないと思う。
加えて、それぞれのコンセプトに合わせたスタイルから
選択可能な種類の豊富さもMunicEyeWearのウリなんだ。
'munic’ ‘MunicEyeWear’ そして’Art for Eyes?’の3つのコレクションは
それぞれに全然違った顔を持っているんだよ。せっかくだから、
それぞれの違った特徴を説明するね。
[Munic] |
「ツインスタイル」コレクションなんだ。
同一のフレーム、だけど違う。
僕らは「ツインスタイル」っていう面白い
コンセプトを発明したのさ。1つのデザイン、
2つのフレーム、2つの素材。それが、
「ツインスタイル」。アイウエアショップでは、
より洗練された消費者に新しい
「ショッピング体験」を提供できるってわけ。
ちょっと面白いコンセプトだから、ぜひ、
会場で実際に見てみてほしいな。
[MunicEyeWear] |
支配的、クール、最先端で、カジュアル。
MunicEyeWearは今年「レトロトレンド」に
注目しています。より多くの人が「レトロ」
好きになってきるよね。僕自身、ある
老舗の工場で生産されるレトロなメガネが
大好きで、それに多くの影響を受けて、
出来上がったモデルだよ。クールにも、
知的にも、両方の印象を与えることが
できる。このMunicEyeWearの
ブラックホーンを用いたフレームで現代の
スタイルを表現できるんだよ。
[ART for EYES?] |
最後に、フェミニンで、カラフル、セクシー
かつ官能的、そしてスタイリッシュな
イメージを持つ、レディースコレクションの
「ART for EYES?」を紹介するよ。
「男性は絶対にブラウスは着ない。
なぜなら、体型的にも絶対に合わないから」
ってこと、わかるよね?メガネだって、
人体的な顔の構造に合わせる必要が
あるんだけど、それって性別によって
違ってくる。そうじゃない?
だから、ART for EYESは、女性だけのコレクションにしたんだ。エレガントな装い
から、都会的でシックな装いまで、
このメガネはそのスタイルを完成させるためのアクセサリー
として使えるんだ。
外見やファッションが似れば似るほど、人々は「個性」を探し求めます。
ミュニック・アイウエアのフレームは個性、スタイル、などをより強調し
表現してくれるので、ぜひ、ブースに遊びにきてくださいね。
ガイヤーさま:
私からは「9to5」というフレームをお勧めするわね。
[9to5] |
80年代のホーンリムに感化された
とっても大きなフレームなの。
できるだけ、「オタク」っぽく見えない
ように、90年代初頭っぽい、滑らか
でクールなラインを取り入れて
みたのよ。半透明の茶色が
新鮮な印象を与え、少しだけ型に
はまった知的な印象を与える
一般的なハバナカラーのホーン
リムのイメージを払拭しているわ。
[9to5] |
だから、このフレームはもっと
今っぽく、都会的で、大きすぎて
見えないようになってるってわけ。
このユニセックスなフレームが
男性・女性両方にどのように
フィットするのか、その姿に
とても驚くと思うわ。
ぜひ、ブースに来て、実際に試してほしいわ。
西浦:
リエスさま、ガイヤーさまありがとうございました!
会期でお会いできるのを楽しみにしています!
今回は、海外から2社、IOFTに初出展されるブランドをご紹介
しました。両社ともドイツの会社なのですが、全く違うユニークな
コンセプトがあるんですね。また、お二人とも日本のファッションを
そしてIOFTを高く評価してくださっていたのも嬉しい限りです!
さて、次回もとっても素晴らしいニュースをお届けできればと思います。
広報担当:西浦
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『アイウエア・オブ・ザ・イヤー2011』 オフィシャルHPは こちら
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